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横山歩夢の中学時代は、先発で活躍する選手ではなかったのだそうです。高校に進学してからも、しばらくは控え選手としてのスタートでした。そこからドリブルの技術を磨き続け、気づけば50メートル走で5秒台を記録するまでにスピードも伸びていったといいます。目立たない時期を、地道な積み重ねで乗り越えてきた選手のように見えます。

東京都出身、東海大学付属高輪高校を経て、2021年に松本山雅FCへ加入。プロ2年目の2022年にJ3で29試合11得点という結果を残してブレイクし、2023年にサガン鳥栖へ完全移籍しました。2024年8月にはイングランド3部のバーミンガム・シティFCへ渡り、2025年2月からベルギーのヘンクへ期限付き移籍。「自分のキャリアにとって大きな一歩」という言葉を残し、同年6月には買取オプションが行使され、4年契約での完全移籍が決まっています。

セカンドチームでの下積み

ヘンク加入後の2025-26シーズン、横山は主にヨング・ヘンク(ベルギー2部相当のチャレンジャープロリーグに参戦するセカンドチーム)でプレーしてきました。年明けからセカンドチームで毎試合出場を続け、8試合で2得点4アシストという結果を残すと、4月12日のプレーオフでついにトップチームの試合メンバー入りを果たしています。「練習から100%でやってきた結果がここにつながっている」と本人は振り返っており、チームメイトの左サイドバック、ジョリス・カイエンベも「訓練の時から彼の質の高さは分かっていた。彼は本当に一生懸命に取り組んでいる」と評価しているそうです。

2026年8月22日のアントワープ戦では、1部リーグでの今季初ゴールを記録。地元紙からは「冷静さを保った」というシュートの場面が評されました。父は元プロサッカー選手の横山博敏氏、弟はセレッソ大阪でプレーする横山夢樹選手という、サッカー一家に育った選手でもあります。

これからが本番

セカンドチームでの下積みを経て、ようやくトップチームでの居場所を作りかけている段階です。派手な経歴ではなく、控えからの積み上げでここまで来た横山が、ヘンクの1部リーグでどこまで出場機会を広げていけるのか。地味に思える下積みの時間が、この先どんな形で花開くのか、気長に見ていきたいと思います。

出典:Wikipedia日本語版「横山歩夢」、サッカーキング、footballista、ゲキサカ。2026年9月時点の情報です。