中学1年生のとき、アカデミーの監督から「185cm以上なければ、海外では活躍できない」と言われたことがあるのだそうです。当時の綱島悠斗選手の身長は150cmほど。今の188cmという体は、そこから逆算して積み上げてきたものだと思うと、なんだか感慨深いものがあります。
東京ヴェルディのアカデミーで育ちながら、トップチーム昇格には届かず、いったん国士舘大学へ進学。総理大臣杯で優勝し、主将としてチームを率いた経験を経て、2023年に古巣へ復帰しました。そこから2年ほどでJ1昇格の主力となり、2025年7月にはEAFF E-1選手権で日本代表にも選出されています。ヴェルディの選手が代表戦に出たのは、実に17年ぶりのことだったそうです。
そして同年8月、ロイヤル・アントワープFCへの完全移籍が発表されました。「オファーをいただいた時は正直即答することができませんでした」と本人が振り返っているように、簡単な決断ではなかったのだと思います。それでも「来年のワールドカップ、その先のプレミアリーグで活躍する」という目標のために、覚悟を決めたようです。
「立ち止まっちゃいけない」という感覚
興味深いのは、J1昇格という大きな結果を出した直後の発言です。「クラブをJ1に上げられたのは良かったですが、今は『ここで立ち止まっちゃいけない』という気持ちのほうが強いです」と語り、自身のプロ1年目のシーズンについても「全く満足していないですし、合格点すら与えられない」と、かなり厳しい自己評価をしています。この感覚の高さが、そのままアントワープでのプレーにもつながっているように見えます。
アントワープの監督は綱島選手について「現代的で賢いDFだ。ボールを持っているときもそうではないときも、私が目指すサッカーの原則を理解している」と評しているそうです。188cmの長身を生かした空中戦の強さと、DF・MF・FWのどこでもこなせる運動量。移籍1年目からセンターバックの定位置を掴んでいるのも、うなずける話です。
出典:Wikipedia日本語版「綱島悠斗」、ゲキサカ、サッカーキング、蹴り道FOOTBALL(kerimichi.com)。2026年9月時点の情報です。