川崎フロンターレでの9年間、そしてカタールでの1年半を経て、谷口彰悟が欧州の地を踏んだのは33歳の夏でした。「サッカー選手として成長したいという思いでチャレンジする決断をくだしました」という言葉には、キャリアの終盤に差し掛かってなお前へ進もうとする意志がにじんでいるように感じます。
ベテランが必要とされた場所
シント=トロイデンは、香川真司や岡崎慎司が去った後、若い選手たちをまとめる経験豊富な日本人選手を求めていたといわれています。欧州挑戦の機会を待っていた谷口と、その需要が重なったことが、2024年7月の完全移籍につながりました。熊本県出身、筑波大学時代には主将を務め、保健体育の教員免許も取得している谷口は、川崎ではキャプテンとしてチームを率いた経験があります。シント=トロイデンでも、若い選手が多いチームでキャプテンを任され、まとめ役としての役割を担っているそうです。
33歳の「ギラギラ」
移籍後のインタビューでは、「ステップアップを狙っている。これからもギラギラしていく」と語っています。一方で、川崎を離れる際には「キャプテンという責任ある立場で、非常に申し訳ないと考えています」と、チームへの気遣いも口にしていました。貪欲さと律儀さと、その両方を持ち合わせた人なのだろうと思わせる言葉です。2026年7月には契約延長も発表されており、ベルギーでのキャリアはもうしばらく続いていきそうです。
出典:real-sports.jp、スポーツナビ、ウィキペディア日本語版「谷口彰悟」。2026年9月時点の情報です。