移籍が決まる前、高井幸大はスタジアムに足を運んでいたそうです。シント=トロイデンの第4節アントワープ戦を実際に観戦し、「チームから大きなエネルギーと勇気、そして自信を感じた」と振り返っています。契約書にサインする前に、まず自分の目でチームを確かめていた、というのが、この移籍の始まり方として印象的でした。
トッテナムから、遠回りをしての合流
高井は2025年夏、川崎フロンターレからトッテナム・ホットスパーへ完全移籍したセンターバックです。ただ、けがなどもあって出場機会には恵まれず、2026年1月にはブンデスリーガのボルシア・メンヒェングラートバッハへ期限付き移籍。8試合に出場したのち夏にトッテナムへ復帰しますが、プレシーズンを経てもチームでの出番はつかめませんでした。そして2026年9月1日、今度はシント=トロイデンへの期限付き移籍が発表されました。契約期間は2026-27シーズン終了までです。
谷口彰悟という存在
「STVVは、自分たちが目指すサッカーが明確なチームだと感じています」「そうしたチームのスタイルは、自分のプレースタイルにも合っていると思います」と、高井自身も移籍理由を語っています。両足を高いレベルで使えるビルドアップ能力と空中戦の強さが持ち味とされる、現代型のセンターバックです。そしてチームには、川崎フロンターレと日本代表でともにプレーした谷口彰悟がいます。「新しいチームメイトたちとともに、自分自身もさらに成長し、チームとして素晴らしい結果を残せることを楽しみにしています」という言葉の背景には、見知らぬ土地ではなく、少し勝手を知った場所への合流だという安心感もあるのかもしれません。
出典:サッカーキング、ゲキサカ、スポーツナビ。2026年9月時点の情報です。