「自己犠牲は知らない間に自分を蝕んでいく」——ベールスホットでプレーするGKポープ・ウィリアム選手が、フットボールチャンネルに寄せたコラムに残した言葉です。ベルギーへの移籍を、単なる新天地への挑戦としてではなく、自分らしさを取り戻すための旅として綴っている点が印象に残ります。
ポープ選手は東京都日野市の出身です。アメリカ人の父と日本人の母のもとに生まれ、5歳のときに両親は離婚。母親が営む英会話教室の借金を抱えながらの生活だったそうですが、食事の面などで支えてくれた母親の存在について語っています。東京ヴェルディの下部組織で育ち、2013年にトップチーム昇格。以後、FC岐阜、川崎フロンターレ、大分トリニータ、ファジアーノ岡山、FC町田ゼルビア、横浜F・マリノス、湘南ベルマーレと、13年間で実に8つのJリーグクラブを渡り歩いてきました。横浜F・マリノス時代にはACLの舞台でビッグセーブを見せるなど、要所での活躍が知られています。
192センチの大型GK、その先の景色
192センチの体格を生かしたセービング能力に加え、足元の技術も兼ね備えているのがポープ選手の持ち味です。長い手足で難しいシュートを弾き出す一方、後方から鋭いパスを配球する、現代的なGKとしての一面も持っています。
2026年2月、湘南ベルマーレからベールスホットへ期限付き移籍。当初の期限は同年6月まででしたが、その後2027年6月まで延長されています。本人は「この年齢で欧州にてプレーできる機会を得られたことは素晴らしいです」と話し、熱心なファン・サポーターの存在が挑戦への大きなモチベーションになっているとも語っていました。ヨーロッパという土地で得た新しい価値観が、選手としてだけでなく、人としての成長にもつながっていると感じているようです。
出典:Yahoo!ニュース(フットボールチャンネル配信コラム)、湘南ベルマーレ公式サイト、Wikipedia日本語版、蹴り道FOOTBALL(kerimichi.com)。2026年9月時点の情報です。