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2024年、パリ五輪の準々決勝スペイン戦。木村誠二選手は、バルセロナでプレーするフェルミン・ロペス選手と対峙する中で、はっきりとした感覚を覚えたそうです。「個人の能力ではまだ差があるなというのは感じました。大きな差ではなんですけど、まだ届かないのかっていう感覚」。そして「普段から世界のトップクラスの選手たちと一緒に練習している……差はこのままだと開く一方だな」とも語っています。

中学1年からおよそ11年間、FC東京の選手としてサッカーをしてきた木村選手にとって、この経験は決して小さなものではなかったはずです。京都サンガ、SC相模原、モンテディオ山形、サガン鳥栖と、複数の期限付き移籍を重ねながら出場機会を求め、対人守備の強さやフィード能力を磨いてきました。目標にしているのは、同じFC東京出身の先輩・森重真人選手だといいます。

2025年8月、KVCウェステルローへ完全移籍。186cmの体格を生かした空中戦の強さと対人能力、そしてビルドアップ能力を兼ね備えた「万能型センターバック」として、移籍1年目からチームの最終ラインを支えています。

「なれたらいいな」から「なりたい」へ

パリ五輪を経て、日本代表への向き合い方にも変化があったようです。「『なれたらいいな』くらいで考えていた部分もありましたけど、『なりたい』と強く思えるようになりました」。世界との差を感じたことが、あきらめではなく、はっきりとした意志に変わっているのが印象的です。

2026-27シーズンも、9月上旬のメヘレン戦で5試合連続フル出場・今季初の無失点と、堅実にプレーを続けています。派手さより信頼を積み重ねるタイプの選手なのだろうと、そんな印象を持っています。

出典:Wikipedia日本語版「木村誠二」、蹴り道FOOTBALL(kerimichi.com)、footballista、サッカーキング。2026年9月時点の情報です。