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高校2年時の全国高校サッカー選手権決勝、延長でも決着がつかずもつれ込んだPK戦で、安藤晃希選手は10人目のキッカーとして立ち、そして外しています。準優勝という結果に終わったその経験は、決して楽しい記憶ではなかったはずです。

それから2年ほどが経った2026年4月、流通経済大学付属柏高校から水戸ホーリーホックへ加入。J1百年構想リーグでの出場はわずか8試合、しかもスタメンで出た試合は一度もないまま、同年6月にロイヤル・アントワープFCへの完全移籍が発表されました。18歳、しかもプロデビューから半年という異例の早さです。

本人もそのことは自覚しているようで、移籍にあたってのコメントでこう述べています。「まだ海外に移籍することは早いのではないかと思う人は多くいると思います。ただ、自分の武器があれば、必ずこれから世界のトップレベルで活躍できると信じています。絶対に約束します」。

「恩返しをしたい」という言葉

強気な言葉の一方で、印象的なのは水戸というクラブへの向き合い方です。「水戸に来なければ、これだけ成長することはできなかった。海外で活躍して恩返しをしたい」。短い在籍期間であっても、そこで受け取ったものをきちんと言葉にしている姿勢に、18歳という年齢以上の落ち着きを感じます。

170cm・60kgと、体格ではまだ大きいほうではありません。決勝でのPK失敗も含め、これから乗り越えるべきことはたくさんあるはずですが、「まだまだ足りないところはありますが、強度が上がるからこそ伸ばせるものだと思っています」という言葉どおり、厳しい環境を成長の材料にできる選手なのだろうと思います。アントワープでどんな景色を見ることになるのか、これからの試合が楽しみです。

出典:Wikipedia日本語版「安藤晃希」、デイリーホーリーホック、フットボールチャンネル、Goal.com、theWORLD、サッカーキング。2026年9月時点の情報です。